犬達のSOS☆子猫を保護した時の対処法は?ミルクの授乳から排泄、体温調整まで経験をもとにアドバイス☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2022年1月15日
【純情であれ、しかし、愛の心のない卑怯な策士(自分が有利なよう策略して立ち回る人)と戦う時は、賢くなれ!(ミーママ談)】
『犬達のSOS 歌って踊れるミニスカ乙女隊より』のQRコードです。
★*☆ヽ(*^▽^*)★*☆ラブリー花ポリでーすっ
皆さま~2つのランキングボタン、ぽちちょんお願いしますです☆





FC2 社会部門ランキング
1位 2014/7/25~11/30・12/2~19・22~25・27~2015/4/9・12~5/4・7~18・26~6/1・3・8・10~10/19・10/21~11/1・11/4~9・12~14・20~25・30・12/2~14・19~2017/3/30・5/19・5/20・5/21・23~26・30~6/4・6/12~18・2018/2/24~3/2・7/9~12・7/21~27・2019/8/17~10/1・10/10~11/25・11/28~12/31・2020/1/1~6/4・9/25~11/14・23・26~2021/8/21・26・31・9/2~22・27~10/2・10/6~17・25~31・11/2~10・15~18・20~12/6・12/13~19
日本ブログ村 元捨て犬・保護犬ランキング
1位 2015/12/24・25・2016/2/4~6・3/5~11・16~18・20~23・25~28・31・4/2・7~9・11・14~18・24~26・28~5/11・5/23・24・6/2~11・2020/6/5~6・8/9〜18・27・29~9/3・24~10/9・31・11/8~11・12/5~7・2021/1/11・1/31~2/2・4・19・21・23・24・26・3/15~20・4/16・17・19・20・28~5/12・15~20・27・30~6/7・11~16・30・7/11・7/15・17~25・8/14~15・31・9/3~10・15~10/2・10/11~10/18・20~12/4・12/13~20・23・24・2022/1/1~1/6

2022/1/15 アグネスさんのコメントです。
子猫を保護した時の対処法についてまとめてみました。
こんばんは、アグネスです。厳しい寒さの中、ワンにゃんパトロールやSOS活動をありがとうございます。
耳がちぎれそうなくらい冷たい風ですね。外に出られる時は防寒対策をしっかりとしてからお出かけくださいね。

【アグネス家の猫団子】
一般的に猫の繁殖期は年に2回、春(2月~4月)と夏(6月~8月)と言われています。メス猫の発情する声にオス猫が発情するのですが、電灯などの人工の灯りが12時間以上の環境下にいる場合は、この期間以外にも発情しやすいそうです。
気温の変化や天候、食べるものの有無など厳しい環境の中で暮らす飼い主のいない猫たちは、飼い猫が平均でも15歳くらいまで長生きするようになったのと対照的に、ほとんどの場合、生後間もなく栄養不良や交通事故で死んでしまいます。成猫になっても4~5歳くらいまでしか生きられません。捨てられたり、親猫とはぐれた子猫を見つけた時に何をしたらいいのかわからず戸惑うことも多いのではないでしょうか?

【アグネス家 保護して間もない頃のきん㊧とちい㊨】
アグネス家でも捨てられたり、親とはぐれた子猫を保護する機会が多く、中でも、ふらふらと道の真ん中に出てきて動けなくなったみおちゃんや、感染症で両目が腫れ上がり、ガリガリに痩せ、頭にハエの卵が産み付けられていた福まる君や、親猫とはぐれて声が枯れるまで鳴き続けていたみけこちゃんや、へその緒が付いたまま母猫と祖母猫に捨てられたモルちゃんは、小さすぎて保護はしたものの生きるんだろうか?と不安で目が離せない状態が続いたケースでした。

【保護直後の福まる君】
子猫を保護した時に【動物病院が開いていない、近くにない】【動物を飼ったことがない】などの場合、どうしたらいいのか不安になることもあると思いますので、アグネス家の経験などふまえ、、簡単にまとめたものを紹介させていただきますね。専門家ではないので、獣医に行く前の参考にしていただければ幸いです。子猫の場合の注意点ですが、成猫にも共通するので参考にして下さい。

【保護直後のモルちゃんはへその緒もついたままでした】
【子猫を保護した時に気を付けたいこと】
①保護して自宅に連れ帰る前に、近くに母猫がいないか確認。事故や死にかけていない場合は、母猫がいたら子猫を連れていくか少し離れたところから観察。
②母猫もいなくて放置すれば衰弱死する可能性がある場合は、あればタオルなどの柔らかい布にくるみ、体温の低下を防ぎながら連れ帰る。
③動物病院に連れて行く。

【保護直後の福まる君 病院で受診待ち中】
◆自宅に連れて帰ってから◆
【子猫の月齢の簡単な見分け方】
子猫の口の端を指でそっと開けて、歯が生えていれば生後1ヶ月は過ぎています。
生後1ヶ月以上経った子猫なら、離乳食やドライフードを与えることができます。
【体温管理】
①段ボールに古着や暖かい布を敷いてベッドを作り休ませる。先住猫やほかのペットを飼っている場合は、感染症の有無がはっきりするまで隔離する。
②触ったときに体が暖かいか、冷たいかチェック。猫の平熱はだいたい37.5~39.0度ほどなので触ったときにぬくもりを感じない時は何よりも先に体温をあげてあげることを優先する(動物病院に連れていく場合でも)
②暖かい布やタオルでくるんでも体が温かくならない場合は、貼らないタイプの使い捨てカイロをハンカチかガーゼにくるんで子猫の近くに置く(時々熱すぎないか確認をして低温やけどにならないように気を付ける)
使い捨てカイロがない場合は、ペットボトルにお湯を入れて即席湯たんぽを作る。

【ふわふわのマフラーで作ったおくるみの中で眠るモルちゃん】
☆アグネス家では100円ショップでふわふわした素材の靴下を買い、つま先に頭を出す穴を開け、両手を出す穴も開けて【即席シャツ】を作って体が冷えないようにしました。

【ふかふか靴下で作った即席の服でぬくぬくのみけこちゃん】
【脱水チェックと対処法】
弱っている猫の多くが脱水症状を起こしています。下痢をしている場合は必ず脱水症状を起こしているので特に注意が必要です。
①首の後ろをつまむ。皮が柔らかく伸びるようなら脱水の心配はありません。
つまむのも難しく、皮が伸びない場合は脱水を起こしています。
②猫用のミルクをスポイトやシリンジで、むせないように数滴ずつ様子を見ながら与える。
人間用の牛乳は下痢をするので絶対に与えない。子猫の場合、下痢は命取りになります。
③もし猫用の牛乳がなかったら、一時的に脱水予防として【薄めに作った砂糖水】を与える。
低血糖症をおこすと手足がけいれんします。
④猫用ミルクを粉から作る場合は、作り置きせず、必要量を都度作る。紙パックの牛乳の場合は、計量カップなどに入れて湯煎で人肌程度に温めてあげる。

【ミルクを飲む前のちい㊧ときんちゃん 爆睡中】
【感染症チェック】
外にいる猫は感染症にかかっていることが多いので、目やにやくしゃみ、鼻水が出ていないかチェックする。
※ヘルペスウイルスが原因となる猫風邪を、「猫ウイルス性鼻気管炎」と呼ぶ。
症状はくしゃみ、鼻水、発熱など人の風邪と似ていますが、猫ちゃんでは結膜炎がみられる。
※カリシウイルスが原因となる猫風邪を、「猫カリシウイルス感染症」と呼ぶ。
症状はくしゃみや鼻水もみられますが、カリシウイルスによる猫風邪は口内炎ができやすいという特徴がある。

【ミルクを飲みながら眠たくなってきたきんちゃん】
【エサ・ミルクについて】
生後1か月くらいまでの子猫は、母猫がいれば授乳してもらえる時期。歯が生えていなければ授乳期なのでミルクを与える。
◆歯が生えていない場合
クッキングスケールで体重を計り、子猫用のミルクを体重に合わせた分量と回数与えて、歯が生えるまで下痢や便秘に気を付けて育てる。

【保護直後のモルちゃん】

【待ってましたとばかりに哺乳瓶をわしづかみするクロ君】
◆歯が少し生えている場合
ミルクと離乳食を与え、しっかり歯が生え揃うまで様子を見ます。
離乳食はペースト状のものが売られていますが、子猫用ドライフードを水やミルクに浸して、指で押してつぶれるくらいの柔らかさになったものを代用することもできます。
子猫用のパウチの餌もありますが、便がゆるくなりやすいので、この時期はお薦め出来ません。
◆歯が生え揃っている場合
子猫の歯は大体1ヶ月くらいで生え揃うので、歯の状態でおよその月齢が分かります。
歯が生え揃って来たら、ドライフードと水で大丈夫です。
ドライフードをあまり食べない様なら、水やミルクで柔らかくしたものを与え、少しずつドライフードを混ぜるか、ドライフードの上に粉ミルクを少し振りかけるかするとよく食べます。
生後2~3か月過ぎて離乳食をよく食べるようになったら、いつでも飲めるように新鮮な水を顔の高さより低い器に入れて用意しておく
◆自力で餌を食べることが出来ない場合
歯が生えているのに餌を食べることが出来ないと、体力が付かないので衰弱してしまいます。
脱水をおこさない様にミルクを与えながら、平行して強制給餌しなければなりません。
福まるも死にかけていたので、歯が生え揃っているのに全く餌を欲しがらず、口に持って行っても食べようともしませんでした。
動物病院で「シリンジ」と呼ばれる針なし注射器をもらい、ヒルズのa/d缶を出してもらいました。
ペースト状の療法食で、はじめはカレースプーンに半分くらいの量を3時間置きくらいの間隔で与えました。
☆パウチタイプのエサは便が緩くなる傾向があるので、頻繁に与えず食欲や体調で与えるのが好ましい。

【病院から帰宅したばかりの福まる君 食欲がなかったので写真のシリンジにペースト状の療法食を入れて少しずつ与えていました】
【排泄について】
生後間もない子猫は自力で排泄ができないので手伝ってあげる必要があります。生後約4〜5週間くらいまでは母猫にお尻をなめてもらうことで、その刺激で排便や排尿をします。 もし自力で排泄ができないうちから子猫を育てる場合は、母猫に代わってティッシュなどでお尻をやさしく刺激しトイレを促してあげます。
①生後約4〜5週間くらいまでは母猫にお尻をなめてもらうことで、その刺激で排便や排尿をするので自力で排泄ができない時期の子猫を保護した場合は、
ミルクをあげた後にティッシュでお尻をツンツンして刺激を与えて排泄を促す。
(思ったよりおしっこが出ることがあるので、お尻の周りにもティッシュを用意したほうが良い)
②おしっこの後でもおなかが張っているような場合は、おなかを指先で「の」の字を書くようにマッサージをして排便を促す。
③便秘の疑いがある場合、赤ちゃん用の極細綿棒にオリーブオイルを染み込ませたものをお尻の穴から1センチくらいそっと入れて刺激を与える。
④排泄排便に不安があるときは、子猫の場合小さなことが命取りになるので迷わず動物病院で相談する。
ガリガリに痩せて頭にハエの卵が産み付けられ、死を待つばかりだった福まる君は結膜炎、鼻水、晴れ上がりくっついた上まぶたと下まぶたを離すために毎日動物病院に通いました。歯も生えていて生後1か月以上経っているはずなのに食欲が全くなく病院で点滴をしてもらい、家ではヒルズの療法食の缶詰をシリンジに入れて強制給餌がしばらく続きました。

【通院を続けて両目が開いた福まる君】
ふらふらと道の真ん中に出てきたみおちゃんも、声が枯れるまで鳴いていたみけこちゃんも、生後1か月以上経っていましたが、保護したのが秋と冬だったので、体が冷えないように使い捨てカイロや、即席湯たんぽは欠かせませんでした。
へその緒が付いたままの状態で保護したモルちゃんは、ミルクも排泄も体温調節も必要で、やはり冬に保護したので夜は特に気を付けていました。目も空いてないうちに真夏の公園に捨てられていたきん、クロ、チーのオス3匹は、真夏だったのでクーラーの風が直接当たらないように注意が必要でしたが、3匹なので授乳、排泄が忙しく、さすがにこの時は家族全員がミルクや排泄をする家族全員お母さん状態でした。

【不安げに鳴くので服の中に入れたら眠ってしまったみけこちゃん】
子猫はとても小さくて、保護しても育てられるのか不安になるかとも多く、ペットの飼い方の本を買っても一般的なことしか書かれていなくて、ちょっとしたことが便利だったり、大事だったりするように思えます。アグネスの経験やまとめが少しでも役に立ちますように

ホームレスのワンちゃん、猫ちゃん達が体を休める場所とご飯を頂けますように


☆猫を保護した時の対処法については、以下の記事も参考にしてくださいね
↓↓↓
『犬達のSOS☆体にうじがわき死にかけていた子猫をレスキュー☆衰弱が激しく自力で餌を食べることが出来ない子猫を助ける方法☆犬達のSOSの大阪の子だくさんアグネスより2016年12月1日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1029.html
『犬達のSOS☆子猫が白目をむき心臓が動いていなければ、迷わず心肺蘇生を!子猫の人工呼吸と心臓マッサージの方法&一晩に2回も心臓停止状態になった茶トラ君の危機を救ったアグネスから、保護した猫の脱水症状・低血糖・低体温への応急処置アドバイス☆2017年2月20日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1085.html
『犬達のSOS ☆猫を保護した時、脱水症状、栄養失調、ケガの対処が最優先ですが、ノミダニ対策も重要!家庭での対処法と動物病院の受診ポイントアドバイス☆殺虫成分を含まない防虫スプレーの作り方。大阪の子だくさんアグネスより2017年3月31日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1096.html
『犬達のSOS☆飼い主さんが悩む子猫・成猫の爪の切り方や注意点をアドバイス☆怖がって暴れたり、噛んだりと嫌がる猫にストレスを与えず爪を切る方法とは?!大阪の子だくさんのアグネスより 2017年4月29日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1101.html
『犬達のSOS☆飼い猫が吐いた時『猫は吐くもの』とそのままにしないで!!毛玉を吐くような日常的なものから、通院が必要なものまで原因は様々。吐く原因と対処法について大阪の子だくさんアグネスより 2017年5月30日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1111.html
『犬達のSOS☆猫下部尿路疾患とは?膀胱炎や尿石症は放置すると腎不全(尿毒症)になる危険が!大切な猫ちゃんのおしっこが出ないは大事なサイン。飲み水やトイレチェックをまめにしていつまでも元気でいられるように気をつけてあげて☆大阪の子だくさんアグネスより 2017年7月12日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1118.html
『犬達のSOS☆犬猫に噛まれ出血だけじゃなく、腫れひどい痛みで傷口が、しびれた時の早期の除菌と民間療法☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年8月26日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1145.html
『犬達のSOS☆飼い主さん必見!!猫が食べると危険な植物・大丈夫な植物☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年10月26日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1157.html
『犬達のSOS☆飼い主さん必見!!猫が食べると危険な食べ物をピックアップ☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年11月28日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1181.html
『犬達のSOS☆寒い冬、犬や猫の体調管理は万全に!愛猫や愛犬を病気や突然死から守るためには☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスからアドバイス2018年2月10日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1226.html
『犬達のSOS☆季節の変わり目、春は猫も体調管理が大切!愛猫のために飼い主さんが気を付けたいこと☆大阪の子だくさんママチャリ☆アグネスより2018年4月22日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html
『犬達のSOS☆もうすぐ夏、大切な猫ちゃんを夏バテから守るために飼い主さんが出来ること☆大阪の子だくさんママチャリ☆アグネスより2018年6月4日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1250.html
野良猫ちゃんにご飯をあげてくださっている方へ☆お願いです。猫ちゃんママより
こんにちは(*^_^*)
猫ちゃんママです。
野良ちゃん達をかわいそうに思われ、ご飯をあげてくださっている全国の老若男女の皆様、ありがとうございます。m(__)m
猫ちゃんにフードを届けに行くと、空の猫缶がそのまま置かれているのを時々見かけます。
そんな時は、缶を持って帰るようにしています。
猫缶等を猫嫌いな人が見つけると、猫達がここでご飯をもらっている事を知られてしまい、いたずらや虐待をされる恐れがあります。
野良ちゃん達にご飯をあげてくださっている方にお願いです。
食べ終わった猫缶やお魚をあげた後の、骨などがありましたら回収して頂けたらと思います。
よろしくお願いいたしますm(__)m
野良ちゃん達の寝場所がありますように。。。
優しい方にご飯をもらえますように。。。


【ガリガリに痩せて死にかけてたところを保護した福まる君の1年後】
【コメント投稿のご案内】
なお、【鍵コメントはお断りしています】
コメントは承認制となっていますので、反映されるまでに時間がかかりますことをご了承ください。

★*☆ヽ(*^▽^*)★*☆ラブリー花ポリでーすっ







FC2 社会部門ランキング

日本ブログ村 元捨て犬・保護犬ランキング


2022/1/15 アグネスさんのコメントです。
子猫を保護した時の対処法についてまとめてみました。
こんばんは、アグネスです。厳しい寒さの中、ワンにゃんパトロールやSOS活動をありがとうございます。
耳がちぎれそうなくらい冷たい風ですね。外に出られる時は防寒対策をしっかりとしてからお出かけくださいね。

【アグネス家の猫団子】
一般的に猫の繁殖期は年に2回、春(2月~4月)と夏(6月~8月)と言われています。メス猫の発情する声にオス猫が発情するのですが、電灯などの人工の灯りが12時間以上の環境下にいる場合は、この期間以外にも発情しやすいそうです。
気温の変化や天候、食べるものの有無など厳しい環境の中で暮らす飼い主のいない猫たちは、飼い猫が平均でも15歳くらいまで長生きするようになったのと対照的に、ほとんどの場合、生後間もなく栄養不良や交通事故で死んでしまいます。成猫になっても4~5歳くらいまでしか生きられません。捨てられたり、親猫とはぐれた子猫を見つけた時に何をしたらいいのかわからず戸惑うことも多いのではないでしょうか?

【アグネス家 保護して間もない頃のきん㊧とちい㊨】
アグネス家でも捨てられたり、親とはぐれた子猫を保護する機会が多く、中でも、ふらふらと道の真ん中に出てきて動けなくなったみおちゃんや、感染症で両目が腫れ上がり、ガリガリに痩せ、頭にハエの卵が産み付けられていた福まる君や、親猫とはぐれて声が枯れるまで鳴き続けていたみけこちゃんや、へその緒が付いたまま母猫と祖母猫に捨てられたモルちゃんは、小さすぎて保護はしたものの生きるんだろうか?と不安で目が離せない状態が続いたケースでした。

【保護直後の福まる君】
子猫を保護した時に【動物病院が開いていない、近くにない】【動物を飼ったことがない】などの場合、どうしたらいいのか不安になることもあると思いますので、アグネス家の経験などふまえ、、簡単にまとめたものを紹介させていただきますね。専門家ではないので、獣医に行く前の参考にしていただければ幸いです。子猫の場合の注意点ですが、成猫にも共通するので参考にして下さい。

【保護直後のモルちゃんはへその緒もついたままでした】
【子猫を保護した時に気を付けたいこと】
①保護して自宅に連れ帰る前に、近くに母猫がいないか確認。事故や死にかけていない場合は、母猫がいたら子猫を連れていくか少し離れたところから観察。
②母猫もいなくて放置すれば衰弱死する可能性がある場合は、あればタオルなどの柔らかい布にくるみ、体温の低下を防ぎながら連れ帰る。
③動物病院に連れて行く。

【保護直後の福まる君 病院で受診待ち中】
◆自宅に連れて帰ってから◆
【子猫の月齢の簡単な見分け方】
子猫の口の端を指でそっと開けて、歯が生えていれば生後1ヶ月は過ぎています。
生後1ヶ月以上経った子猫なら、離乳食やドライフードを与えることができます。
【体温管理】
①段ボールに古着や暖かい布を敷いてベッドを作り休ませる。先住猫やほかのペットを飼っている場合は、感染症の有無がはっきりするまで隔離する。
②触ったときに体が暖かいか、冷たいかチェック。猫の平熱はだいたい37.5~39.0度ほどなので触ったときにぬくもりを感じない時は何よりも先に体温をあげてあげることを優先する(動物病院に連れていく場合でも)
②暖かい布やタオルでくるんでも体が温かくならない場合は、貼らないタイプの使い捨てカイロをハンカチかガーゼにくるんで子猫の近くに置く(時々熱すぎないか確認をして低温やけどにならないように気を付ける)
使い捨てカイロがない場合は、ペットボトルにお湯を入れて即席湯たんぽを作る。

【ふわふわのマフラーで作ったおくるみの中で眠るモルちゃん】
☆アグネス家では100円ショップでふわふわした素材の靴下を買い、つま先に頭を出す穴を開け、両手を出す穴も開けて【即席シャツ】を作って体が冷えないようにしました。

【ふかふか靴下で作った即席の服でぬくぬくのみけこちゃん】
【脱水チェックと対処法】
弱っている猫の多くが脱水症状を起こしています。下痢をしている場合は必ず脱水症状を起こしているので特に注意が必要です。
①首の後ろをつまむ。皮が柔らかく伸びるようなら脱水の心配はありません。
つまむのも難しく、皮が伸びない場合は脱水を起こしています。
②猫用のミルクをスポイトやシリンジで、むせないように数滴ずつ様子を見ながら与える。
人間用の牛乳は下痢をするので絶対に与えない。子猫の場合、下痢は命取りになります。
③もし猫用の牛乳がなかったら、一時的に脱水予防として【薄めに作った砂糖水】を与える。
低血糖症をおこすと手足がけいれんします。
④猫用ミルクを粉から作る場合は、作り置きせず、必要量を都度作る。紙パックの牛乳の場合は、計量カップなどに入れて湯煎で人肌程度に温めてあげる。

【ミルクを飲む前のちい㊧ときんちゃん 爆睡中】
【感染症チェック】
外にいる猫は感染症にかかっていることが多いので、目やにやくしゃみ、鼻水が出ていないかチェックする。
※ヘルペスウイルスが原因となる猫風邪を、「猫ウイルス性鼻気管炎」と呼ぶ。
症状はくしゃみ、鼻水、発熱など人の風邪と似ていますが、猫ちゃんでは結膜炎がみられる。
※カリシウイルスが原因となる猫風邪を、「猫カリシウイルス感染症」と呼ぶ。
症状はくしゃみや鼻水もみられますが、カリシウイルスによる猫風邪は口内炎ができやすいという特徴がある。

【ミルクを飲みながら眠たくなってきたきんちゃん】
【エサ・ミルクについて】
生後1か月くらいまでの子猫は、母猫がいれば授乳してもらえる時期。歯が生えていなければ授乳期なのでミルクを与える。
◆歯が生えていない場合
クッキングスケールで体重を計り、子猫用のミルクを体重に合わせた分量と回数与えて、歯が生えるまで下痢や便秘に気を付けて育てる。

【保護直後のモルちゃん】

【待ってましたとばかりに哺乳瓶をわしづかみするクロ君】
◆歯が少し生えている場合
ミルクと離乳食を与え、しっかり歯が生え揃うまで様子を見ます。
離乳食はペースト状のものが売られていますが、子猫用ドライフードを水やミルクに浸して、指で押してつぶれるくらいの柔らかさになったものを代用することもできます。
子猫用のパウチの餌もありますが、便がゆるくなりやすいので、この時期はお薦め出来ません。
◆歯が生え揃っている場合
子猫の歯は大体1ヶ月くらいで生え揃うので、歯の状態でおよその月齢が分かります。
歯が生え揃って来たら、ドライフードと水で大丈夫です。
ドライフードをあまり食べない様なら、水やミルクで柔らかくしたものを与え、少しずつドライフードを混ぜるか、ドライフードの上に粉ミルクを少し振りかけるかするとよく食べます。
生後2~3か月過ぎて離乳食をよく食べるようになったら、いつでも飲めるように新鮮な水を顔の高さより低い器に入れて用意しておく
◆自力で餌を食べることが出来ない場合
歯が生えているのに餌を食べることが出来ないと、体力が付かないので衰弱してしまいます。
脱水をおこさない様にミルクを与えながら、平行して強制給餌しなければなりません。
福まるも死にかけていたので、歯が生え揃っているのに全く餌を欲しがらず、口に持って行っても食べようともしませんでした。
動物病院で「シリンジ」と呼ばれる針なし注射器をもらい、ヒルズのa/d缶を出してもらいました。
ペースト状の療法食で、はじめはカレースプーンに半分くらいの量を3時間置きくらいの間隔で与えました。
☆パウチタイプのエサは便が緩くなる傾向があるので、頻繁に与えず食欲や体調で与えるのが好ましい。

【病院から帰宅したばかりの福まる君 食欲がなかったので写真のシリンジにペースト状の療法食を入れて少しずつ与えていました】
【排泄について】
生後間もない子猫は自力で排泄ができないので手伝ってあげる必要があります。生後約4〜5週間くらいまでは母猫にお尻をなめてもらうことで、その刺激で排便や排尿をします。 もし自力で排泄ができないうちから子猫を育てる場合は、母猫に代わってティッシュなどでお尻をやさしく刺激しトイレを促してあげます。
①生後約4〜5週間くらいまでは母猫にお尻をなめてもらうことで、その刺激で排便や排尿をするので自力で排泄ができない時期の子猫を保護した場合は、
ミルクをあげた後にティッシュでお尻をツンツンして刺激を与えて排泄を促す。
(思ったよりおしっこが出ることがあるので、お尻の周りにもティッシュを用意したほうが良い)
②おしっこの後でもおなかが張っているような場合は、おなかを指先で「の」の字を書くようにマッサージをして排便を促す。
③便秘の疑いがある場合、赤ちゃん用の極細綿棒にオリーブオイルを染み込ませたものをお尻の穴から1センチくらいそっと入れて刺激を与える。
④排泄排便に不安があるときは、子猫の場合小さなことが命取りになるので迷わず動物病院で相談する。
ガリガリに痩せて頭にハエの卵が産み付けられ、死を待つばかりだった福まる君は結膜炎、鼻水、晴れ上がりくっついた上まぶたと下まぶたを離すために毎日動物病院に通いました。歯も生えていて生後1か月以上経っているはずなのに食欲が全くなく病院で点滴をしてもらい、家ではヒルズの療法食の缶詰をシリンジに入れて強制給餌がしばらく続きました。

【通院を続けて両目が開いた福まる君】
ふらふらと道の真ん中に出てきたみおちゃんも、声が枯れるまで鳴いていたみけこちゃんも、生後1か月以上経っていましたが、保護したのが秋と冬だったので、体が冷えないように使い捨てカイロや、即席湯たんぽは欠かせませんでした。
へその緒が付いたままの状態で保護したモルちゃんは、ミルクも排泄も体温調節も必要で、やはり冬に保護したので夜は特に気を付けていました。目も空いてないうちに真夏の公園に捨てられていたきん、クロ、チーのオス3匹は、真夏だったのでクーラーの風が直接当たらないように注意が必要でしたが、3匹なので授乳、排泄が忙しく、さすがにこの時は家族全員がミルクや排泄をする家族全員お母さん状態でした。

【不安げに鳴くので服の中に入れたら眠ってしまったみけこちゃん】
子猫はとても小さくて、保護しても育てられるのか不安になるかとも多く、ペットの飼い方の本を買っても一般的なことしか書かれていなくて、ちょっとしたことが便利だったり、大事だったりするように思えます。アグネスの経験やまとめが少しでも役に立ちますように


ホームレスのワンちゃん、猫ちゃん達が体を休める場所とご飯を頂けますように



☆猫を保護した時の対処法については、以下の記事も参考にしてくださいね
↓↓↓
『犬達のSOS☆体にうじがわき死にかけていた子猫をレスキュー☆衰弱が激しく自力で餌を食べることが出来ない子猫を助ける方法☆犬達のSOSの大阪の子だくさんアグネスより2016年12月1日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1029.html
『犬達のSOS☆子猫が白目をむき心臓が動いていなければ、迷わず心肺蘇生を!子猫の人工呼吸と心臓マッサージの方法&一晩に2回も心臓停止状態になった茶トラ君の危機を救ったアグネスから、保護した猫の脱水症状・低血糖・低体温への応急処置アドバイス☆2017年2月20日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1085.html
『犬達のSOS ☆猫を保護した時、脱水症状、栄養失調、ケガの対処が最優先ですが、ノミダニ対策も重要!家庭での対処法と動物病院の受診ポイントアドバイス☆殺虫成分を含まない防虫スプレーの作り方。大阪の子だくさんアグネスより2017年3月31日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1096.html
『犬達のSOS☆飼い主さんが悩む子猫・成猫の爪の切り方や注意点をアドバイス☆怖がって暴れたり、噛んだりと嫌がる猫にストレスを与えず爪を切る方法とは?!大阪の子だくさんのアグネスより 2017年4月29日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1101.html
『犬達のSOS☆飼い猫が吐いた時『猫は吐くもの』とそのままにしないで!!毛玉を吐くような日常的なものから、通院が必要なものまで原因は様々。吐く原因と対処法について大阪の子だくさんアグネスより 2017年5月30日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1111.html
『犬達のSOS☆猫下部尿路疾患とは?膀胱炎や尿石症は放置すると腎不全(尿毒症)になる危険が!大切な猫ちゃんのおしっこが出ないは大事なサイン。飲み水やトイレチェックをまめにしていつまでも元気でいられるように気をつけてあげて☆大阪の子だくさんアグネスより 2017年7月12日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1118.html
『犬達のSOS☆犬猫に噛まれ出血だけじゃなく、腫れひどい痛みで傷口が、しびれた時の早期の除菌と民間療法☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年8月26日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1145.html
『犬達のSOS☆飼い主さん必見!!猫が食べると危険な植物・大丈夫な植物☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年10月26日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1157.html
『犬達のSOS☆飼い主さん必見!!猫が食べると危険な食べ物をピックアップ☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスより2017年11月28日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1181.html
『犬達のSOS☆寒い冬、犬や猫の体調管理は万全に!愛猫や愛犬を病気や突然死から守るためには☆大阪の子だくさんママチャリ・アグネスからアドバイス2018年2月10日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1226.html
『犬達のSOS☆季節の変わり目、春は猫も体調管理が大切!愛猫のために飼い主さんが気を付けたいこと☆大阪の子だくさんママチャリ☆アグネスより2018年4月22日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html
『犬達のSOS☆もうすぐ夏、大切な猫ちゃんを夏バテから守るために飼い主さんが出来ること☆大阪の子だくさんママチャリ☆アグネスより2018年6月4日』
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1250.html


こんにちは(*^_^*)
猫ちゃんママです。
野良ちゃん達をかわいそうに思われ、ご飯をあげてくださっている全国の老若男女の皆様、ありがとうございます。m(__)m
猫ちゃんにフードを届けに行くと、空の猫缶がそのまま置かれているのを時々見かけます。
そんな時は、缶を持って帰るようにしています。
猫缶等を猫嫌いな人が見つけると、猫達がここでご飯をもらっている事を知られてしまい、いたずらや虐待をされる恐れがあります。
野良ちゃん達にご飯をあげてくださっている方にお願いです。
食べ終わった猫缶やお魚をあげた後の、骨などがありましたら回収して頂けたらと思います。
よろしくお願いいたしますm(__)m
野良ちゃん達の寝場所がありますように。。。

優しい方にご飯をもらえますように。。。



【ガリガリに痩せて死にかけてたところを保護した福まる君の1年後】

パソコン、スマホ、携帯共に、
①コメントを投稿したい記事の下を見るとコメント記入欄、もしくはコメントがあります。そこをクリックします。
②コメント記入欄に「名前」「タイトル」「コメント(本文)」を入力します。
※メールアドレス、URL、パスワードは入力しなくても投稿できます。
※パスワードを設定しておけば投稿後にパソコンから(携帯からは不可)本人が訂正できます。
③「送信」をクリックし投稿完了場面が出ると完了です。
なお、【鍵コメントはお断りしています】
投稿者さんが一般人の場合、メールアドレス、電話番号、場所が特定される記載は承認前に、個人情報部分を隠し公開しています。
国民の税金で行う役所の動物虐待や、非道を知らせる公務情報は、役所部署、担当公務員名も確かめ明記しコメント下さい。
可愛い愛猫や愛犬ちゃんの自慢コメントや、お世話のお話も大歓迎ですo(^-^)o
★鍵コメントへの返信は致しかねます★

スポンサーサイト